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奇石博物館 収蔵品

まんじゅう石

まんじゅう石
奇石名;饅頭石(まんじゅういし)
標本名;ギブサイト(大山の火山降下堆積物)(アルミナ球顆)
産地;鳥取県倉吉市駄経寺
鳥取地方で一色豆と呼んでいるこの石を割ると、中から褐色のアンが現れる。
江戸時代から鳥取県の大山付近で産出が知られており、丘をなす地層中からたくさん見つかる。
これは伯耆大山の火山活動で飛散した軽石中に含まれる黒雲母が分解して、鉄やマンガン分が核、即ちアンとなり、 そのまわりにアルミナに富むギブサイトという鉱物が凝集し、豆状の結核を形成したものである。