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奇石博物館 収蔵品

鈴石(鳴石)

鈴石(鳴石)
奇石名;鈴石(すずいし)(鳴石(なるいしorなりいし))、禹余粮(うよりょう)
標本名;針鉄鉱(しんてっこう)(褐鉄鉱)(かつてっこう)
産地;奈良県生駒郡平群町産(割れ口の見える2個)
    京都府相良郡和束町産(割れてない1個)
日本では、中の乾燥した粘土が遊離し、 耳元で振るとコトコト音がするので「鳴石」もしくは「鈴石」などと呼ばれています。
一方、中国では古代中国の伝説から「禹余粮」という名称が付きました。それはこんな伝説です。
昔々、”禹”は古代中国伝説の国「夏」の国王で仁政の王として伝わっています。この禹王が治水工事を行った時に 余った食糧(粮)を会稽山(かいけいざん)に残したものが後にこの石になったと云われ、禹余粮の名称が付きました。
後漢末3世紀頃の「神農本草経」という中国で一番古い薬の本にこの名が出てきます。